3/19/2015

カットワークシューズ2. /imanishi


クラフトシューズ、
本日はアッパーデザインのこだわりを。

この靴は
アッパー革とライニング革を貼り合わせています。

何故かと言うと、
透け感を出す為、です。

夏は、やはり
透けていたいんです、カットワークは。

出来るだけ透け感を出したくて、
革切れしないギリギリまで、柄を詰めて作りました。

是非、素足で
爽やかな風と共に
歩いて欲しい^o^


そして

革はイタリアで見つけた、
白ワックスがかかった、ニュアンスのある箔革をチョイス。

仕上げでワックスを拭き取ることで
ミシン目極はワックスが残り
プラチナのカラーに陰影が付きます。


大人の輝きのある一足、
今西宅のシューズクローゼットでも、
街への登場、待ちわびているトコロ。

私も大好きな一足です(^o^)



3/13/2015

カットワークシューズ 1. /imanishi

本日の紹介はこちらのカットワークシューズ。

FaceBookアップ時の反響も大きく、
今西もお気に入りの靴です。

MANAは欲張りな今西らしく、
いつもアイテムバリエを絞らずに
作っています。


それぞれのアイテムに
強いこだわりがありますが、
ラクチン靴をMANAらしくCUTEに
作る、べたんこ靴も
そんなこだわりを詰め込んでいます。

だって、みんな
毎日かっこ良く
ヒールで闊歩も出来ないし、
でも
ラクチンでありながらも
足元フォーカス靴は履いていたい
筈だから‼︎

らくちん靴のこだわりのひとつ、
それは
製法。

この靴はサケットという名前の製法です。

木型にアッパーを吊り込んで
特殊糊でインソール、アウトソール、ヒールを付ける通常のセメント製法とは違い、
袋状に立体にアッパーを作り
そこに
木型を後入れして
アウトソールを貼るんです。


画像の底の上部に縫い割りのライン、見えるでしょう?

ここで袋返ししているんです。

サケットの良さは
とにかく足入れ。

立体で作るから
足に自然にフィットするんです。

そして
袋縫いは
前部にインソール入れずに作れるので
返りの良い、とても
履き心地の良い靴が出来るのです。


サケットは製法がとても大変なので
高い技術も必要。

工場の協力あってこそ、
出来る靴なんです。

加えてソールもクレープ材。
真っ白なソールにしたかったから
今回は合成タイプのクレープを選びました。

クレープは
床の衝撃を吸収してくれ
返りもとても◎。


毎日でも履けちゃいます。


…‼︎

長くなってしまったので
続きはまた次回。

次回はアッパーデザインのこだわりを紹介しますね^ - ^